#抜毛症

抜毛症とは毛髪や体毛を抜きたくなり、実際に自らの手で抜いてしまいます。白髪やムダ毛を抜くのとは異なり、健康な毛を何本も何本も無理やり抜くので、抜いたあとが目立つようになります。

「繰り返し抜くことで、体毛が喪失してしまった部分がある」ということが、抜毛症の目安とされています。

毛髪が喪失した部分があっても、円形脱毛症のように自然に抜けてしまうものや美容のためにムダ毛を処理したもの、また髪を抜くわけではなくいじるだけでは、抜毛症には当てはまりません。 

抜毛のきっかけやそのときの気持ちは人それぞれです。

抜き始めるきっかけは、不安や退屈をまぎらわすためだったり、日常生活での緊張によるものだったりしますが、自分ではとくにきっかけが思い当たらないこともあります。抜くことが繰り返されるようになると、気になる毛を見つけて抜くまでに緊張の高まりを感じる人もいれば、抜いたときの快感や安堵感から、やめられなくなることもあります。 

抜毛の対象となる箇所は頭髪に限りません。どの毛を抜くか、どのように抜くかは人によって異なります。

通常は、頭髪や眉毛、まつ毛のように服に覆われていない部分の毛を抜くことが多いようです。 

 

抜毛症だと感じたら気づきの訓練

まずは、抜毛や皮膚をむしる行為を始めたことに気づけるよう意識を向けます。さらに、行為をしそうになるときに特徴的な気分や感覚がないかを自分で気づけるようにします。

そして、そのように気づいた結果を記録します。

普段は、意識せずに行っていることに対して、文字などで表現・記録することが有効な場合もあります。

また、行為をすることによって得られるよい面と悪い面を書き出すことも提案されています。

どんな時に抜きたくなるのか分かってきたら対抗反応訓練

も試してみましょう。

抜毛や皮膚をむしりたいという衝動が起きそうなときに、

それに逆らった行動(拮抗行動)をとれるように練習します。

手のひらをギュッと握ったり、授業中ならペンを握ったり、

脇を固く閉じて鍵がかかってしまったようにしたりして

数分間以上続けます。

拮抗行動は、周囲の人には、わかりにくい目立たない動作なので、授業中でも授業に支障がなく、またパソコンの作業中でも

テレビを見ながらでもできます。

最近では目立たずにおしゃれなデザインの指サックなども売っていますので、これらを利用して髪や皮膚への行為をやりにくくする方法もあります。

周囲のサポート
も大事で、上記の訓練をしているときに家族は否定的な態度をとることなく、応援してあげましょう。